Chanel 11SS Collection
Coco Chanelが衣装デザインを担当した映画"Last Year at Marienbad"から影響を受け、Andre Le Notreによるベルサイユの庭をモチーフとした噴水庭園をGrand Palaisにセットして行われた、Karl LagerfeldによるChanel 11SS Collection。フルオーケストラによるサウンドトラックは、The Verveの"Bittersweet Symphony"などのアレンジだったようです。
ランウェイショーはランダムにカットアウトされたカーディガン・ジャケットから始まり、その後もツイード・ジャケットをフィーチャーしつつ、デジタル・パターンのようにダメージ加工やカットアウトされたデニム・ジーンズ、Chanelではお馴染みのカメリア・モチーフのパターンやコサージュ、帽子を模したパラソルなどが登場。ストリート感のあるレザー・フィンガーグローブは同じくカットアウトされ、映画の中でDelphine Seyrigが着用したフェザードレスはランウェイでも繰り返されていましたね。チュール・レースのドレスはChanelらしく強さと柔らかさを持っていたと思います。
コレクションはいずれもウェアラブルで突出した何かはありませんでしたが、Chanelの服はタイムレス、という印象を個人的に受けました。
ショーではBrad Kroenigが2歳の息子のHudsonとシャネル・カーディガンを着て歩いていましたが、Kid's Wearとしてならカーディガンもアリな感じでしたね。その他、モデルのキャスティングに関しては、11SS AD CampaignにFreja Beha Erichsen、Baptiste Giabiconiと共に登場する予定のStella Tennantと、事前の報道通りにInes de la Fressangeがキャストされていたのが話題になっていました。
最後にちょっと気になったのがCathy Horynが書いていたKarl Lagerfeldの服の話。今回のアウトフィットはTom FordのジャケットにDior hommeのトラウザーだったとのこと。彼の服は結構気になるのですが、Dior hommeだけでなく、Tom Fordを着たりもするようですね。
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