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Alexander McQueen 11SS Collection

Sarah BurtonによるAlexander McQueen 11SS Collection。
彼女のFirst Women's Runway Showとなる今回のコレクションは、WWDでの事前インタビューにもあったように全体的に柔らかさがありましたね。Lee Alexander McQueenのクリエイションを優しいタッチで再現し、彼への敬意を表しているように見えました。

ランウェイショーはAlexander McQueenのテーラリングへの言及となるテール・コートから始まり、フラワー・テクスチャー、植物のリーフ・モチーフ、corn dolly dress、ピュアホワイトのレース、バタフライ・パターンなどによって展開。ショー後半のボリュームのあるドレスもマックィーンらしさが溢れていたと思います。彼が遺したヘリテージへの言及だったとしても、すべてのディティールがアート・ピースとして正確に機能しているのは素晴らしいですね。

Guido Palauによるヘアスタイルは、異教徒や美術工芸・藁の人形などからインスピレーションを得たとのことで、バスケットを編むように髪を編んだようです。Peter Philipsによるナチュラル・メイクは、スペクタクルではなく、純粋で美しく、女性の内面からの輝きを描くことにフォーカスしたようですね。

Leeが持っていたダークさや死の香りを、Sarah Burtonは女性の持つ穏やかな母性のようなもので包み込み、コレクションには少し光が射している感じもありましたでしょうか。飾らないランウェイの床板の間から少しだけ生えた草が、Alexander McQueenというブランドの死と再生の物語を暗示しているようにも見えましたね。

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posted by PFM