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Chanel Pre-Fall 2011 Paris-Byzance Metiers d'Art Collection

パリのChanel本店にあるクチュールサロンで行われた、Karl LagerfeldによるChanel Pre-Fall 2011 Paris-Byzance Metiers d'Art Collection。
今回のコレクションは事前の情報通り"Byzantine"をテーマとしたもので、Karl LagerfeldはCoco Chanelの人生をビザンティン帝国のテオドラ皇后に準える発言をしたようですね。

Michel GaubertによるPink Floydの"The Dark Side of the Moon"をサウンドトラックとして行われたランウェイショーは、ゴールドを特徴としたシックなカラーパレットを用い、古代民族の香りが仄かに漂う抑制の効いた優雅な女性像を、静かに輝きを放つアトリエのテクニックと共に描いたもの。クロージングとアクセサリーの結合度がいつも以上に高く、モザイク画などからインスパイアされたGripoixによるジュエリーは素晴らしいの一言ですね。
気負わないシンプルなシルエットの旋律がそれらに適切に居場所を与えており、そのバランス感覚がKarl Lagerfeldらしく、とても現代的なのが印象的。髪を飾るフィリグリー・ヘッドバンド、手に持たれたクラッチやパーティ・バッグ、フィンガーレス・グローブ、足元のプレーンなタイハイ・ブーツにサンダルなどもそれぞれがそれぞれの役割として機能していたかなと思います。

例によってBGMは実際のものから差し換わってしまっているようですが、オフィシャルサイトではコレクションの映像が既にアップされているので、こちらも是非。Grand Palaisとは全く違った雰囲気がとても良い感じですね。

via style.com vogue.com tFS

via levifweekend.rnews.be

posted by PFM