This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

Gareth Pugh Mini-Collection at Pitti Uomo

Pitti Uomoで公開されたRuth HogbenによるNatasa VojnovicをフィーチャーしたGareth Pughのショートフィルム。サウンドトラックはGareth Pughのランウェイ・ミュージックも手掛けているMatthew Stoneによるもの。"I like the idea of mixing hard with soft, masculine with feminine and light with dark. And for this show I wanted create the notion of a figure emerging from darkness into the light"というGareth Pughの発言にもあったように、今回のフィルムでは闇の中から発現する光の概念を表現したかったようです。

3月にパリで行われる予定のウィメンズの11-12AW Collectionのムードボードとしての意味合いもあった今回のコレクションですが、各所のレビューでも書かれているように目に付いたのはカラーパレットとして使用されたゴールドとブルーですね。Dazed Digitalのインタビューによると、ゴールドはフィレンツェの風景にあるゴールデン・トーン(文中の"gold gates"は、天国の門などを指している感じでしょうか)からで、ブルーは宗教画からキューをとって純粋さとフェミニティを表現していたようです。

個人的にはフィルムよりもランウェイ方式を期待していましたが、彼のどこかフューチャリスティックなスタイルがフィレンツェの歴史に出会うことでカラーパレット等に変化が起きていたのが面白いミニコレクションだったかなと思います。インタビュー中でも彼が答えているように、ストレッチ素材のファブリックによるフロア-レングスのロング-グラマラス・イヴニングドレスは、ランウェイショーでもフィーチャーされるのを見てみたいなと思いましたね。

via style.com telegraph.co.uk

posted by PFM