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Kris Van Assche 11-12AW Men's Collection

Kris Van Assche 11-12AW メンズコレクション。
先日のInterview Magazineのインタビューの中でKris Van Asscheが答えているように、彼のクリエイションのフォーカス・ポイントは、"スーツの再発明に関する連続的な再検討と再定義"ですね。少年がやがて大人になり、社会に出る際に着る成熟さの象徴としてのシンボリックなクロージングであるスーツ。それを如何にして新鮮に、そして、快適に再構築できるかが彼のクリエイションの軸に存在しています。

今回のコレクションに関してクリスによれば、「とてもアーバンで、クールなもの。スーツをスポーティやグランジーな手段でクールにする方法。」とのこと。カラーパレットはブラックを中心とし、キャメルブラウンが差し色的に使われていましたね。10-11AWでもあったチェック・パターンは今回もグランジから。フォーマルとアーバン・カジュアルが出会うことで描かれるリラックス感は彼らしさに溢れていますね。着易さの表現としてボタンではなくジッパーが多用され、足元までのレングスのカーディガンやオーバーサイズなアイテムはルーズな緩さがあったと思います。

前述のインタビューやWWDでも報じられていたようにEastpakとのコラボによるバッグも登場していましたが、これは12SSも引き続きあるだろうとのこと。コレクションで使われていたショルダーバッグはLookと上手くマッチしていて、良い感じだったかなと思います。通常、ジャケットにショルダーバッグは肩が潰れたりして違和感を感じるのですが、彼のこの提案はそれでも尚、快適さが保てるという表現なのかなと思いました。

via style.com wwd.com dazeddigital.com showstudio.com tFS

posted by PFM