Style.com interview with Carine Roitfeld
Style.comのThe Future of Fashionシリーズの第7弾はCarine Roitfeldへのインタビュー。
このタイミングで彼女へのインタビュー記事をアップできるDirk Standenは流石ですね。
かなりの長文なので気になった部分を簡単にメモ的にピックアップしておくと、
・Olivier ZahmとAlex Wiederinと共に彼女のバイオグラフィーに関する本を製作中(9月か、10月頃にRizzoliから出版予定)。
・Tom Fordともう一度働く予定は特になし。
・インターネットによってすべての速度が増しており、速いインターネットか、コレクターズアイテムとしての雑誌か、の2つの選択肢となっている。
・ランウェイショーをムービーによって代替することは不可能であり、ランウェイショーに行ってそこに流れる音楽や空気、人々が好むもの、好まざるものを感じることは刺激的。でも、今後、ファッションストーリーを語る別の方法があるでしょう。
・現在、雑誌の製作において広告主の力はあまりに強力。でも、広告主と話をするのではなく、私には読者と対話をするという考えが常にあったので、それが多くの読者に支持された理由でしょう。
・Tom Ford issueによって解雇されたという噂は事実ではない。
・Emmanuelle Altと良い関係に無いのは事実。
・未来はインターネットにあるので、私がインターネット上で機能することは非常に難しいが、その方法を見つけることはとても重要。
・彼女のLast issueとなる3月号のカバーを飾るのは、Saskia de Brauw。
・Balenciaga問題に関してNicolas Ghesquiereとお茶をして、現在は関係を修復。他のブランドの顧問をしていたという噂に関しては、そんな時間は無かったのでそれは不可能なこと。
他の話題もいくつかありますが、とりあえずこんな感じで。詳細については原文をご参照頂ければと思います。
個人的にはインターネットを支持する発言をしているのが結構気になりました。Carine RoitfeldはBlogとか始めればいいのに、って思っていたのでこの話が読めたのは面白かったですね。
Franca Sozzaniが少し前にBlogでBloggerを支持するかどうかを留保する、という話をポストしていたのですが、そう考えると彼女がインターネットを支持する理由はもう雑誌側の人間ではなくなってしまったからなのかな?と思わなくもないですが・・。雑誌か、インターネットか、みたいな二元論はナンセンスなので好きではない考え方ですけれど。
"Fashion"が本当に好きであるならば、立場はどうであれ、"Fashion"に携わるもの皆が"Fashion"のことを本当に考えて行動すれば、"Fashion"はもっと素敵なものになるよね、って思うので、そういう気持ちを大切にできれば良いのかなと思います。
あと、Emmanuelle Altの件は理由が気になりますね。それについては話したく無い、とのことですけれど。