Gareth Pugh 11-12AW Collection
Pittiで提示されたプレコレクションの延長線上のコレクションとして展開されたGareth Pugh 11-12AW Collection。Gareth Pughによるとエレガントな感触があったプレコレクションよりも今回はよりアグレッシヴでフェミニンになったとのこと。Matthew StoneによるサウンドトラックにSimon Costinによるセットデザイン、モデルのメイクアップはAlex Boxが担当したランウェイショーはGareth Pughの言語によって紡がれた物語でしたね。
カラーパレットは前半から中盤に掛けてステュクスなブラックを用い、後半ではPittiからの継続として、フィレンツェ・アートの影響を感じさせるコバルトブルーとゴールドが登場。ゴシック・トーンの空気感にスクウェアにカットされたジャケット、十字を描くジッパーなど、彼らしく強度の伴った彫刻的なクロージングによって描かれる、"High Priestesses"。
流動性への言及としてのソフトタッチのケープドレスやフロアレングスのシフォンパンツはそのはためきと陰影が美しかったですね。ライティングによってランウェイに映った影も印象的だったかなと思います。ランウェイ終盤のゴールドの使い方は彼のクリエイトするものの方向性と上手くマッチしていました。
クリエイションの探査プロセスの結果として、色と流動性による変化があったのは彼の進化と成長の徴候を示しているようで良かったかなと思います。
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