Rick Owens 11-12AW Collection
60年代をリファレンスとし、純粋でMurkyな何かがしたかったというRick Owens 11-12AW Collection。インスピレーションソースは、Veruschka、Cristobal Balenciaga、Charles Jamesから。
修道女のベールをフードに変えて展開される禁欲的な世界観。彫刻されたジャケットにレザーやメルトンといった硬質なファブリック。柔らかさへの頷きとしてのフロアレングスのカシミア・ケープにロングニット・チュニック。抑制の効いたシックなミンクファーコート。リンクルブーツにガントレット・グローブ。
ハウス・シグネチャの直線性とレイヤリングはいつものように、緩やかな曲線を描く繭はCristobal Balenciagaから。ランウェイ後半のCharles Jamesへの賛美歌としての大きく膨らんだパフスリーブはコンセプチュアルな雰囲気が少しありましたね。
過去を用いて未来を再発明するというアイデアと共に静かに進行したクリエイションは、核にはキチンとRick Owensの要素があって彼らしさを損なっていないコレクションだったと思います。彼のキャラクターの濃さを再確認できて面白かった感じですね。
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