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Christian Dior 11-12AW Collection

人種差別発言によってJohn Gallianoが解雇されたため、デザイナー不在のまま行われたChristian Dior 11-12AW Collection。ショーの開始前にSidney Toledanoが今回の件に関してスピーチを行っての開催。全文はこちらで読むことができます。

Karlie Klossの三銃士Lookによってスタートしたランウェイショーは、19世紀のダンディズムと"English Romantic Poetry"からキューを取ったもの。コレクションの前半は、ベロアコートにフォックス・ファー、ブロケード・スカートにニーブーツといったワインのような光沢と上品さを持ったアイテムによって展開し、中盤はデイウェアとしてのツイードジャケットやマニッシュなフロックコート、パイソン・チュニックにパステル風のシフォンやワンピースが登場。イヴニングはランジェリーライクなフリルレイヤード・ドレスやチュールドレスをフィーチャーしていましたね。バッグに関してはアイコニックなLady Diorと共に今回はチェーンハンドルのバッグが目に付きました。
内容的には今までのJohn GallianoによるChristian Diorといった感じのコレクションで、新奇性はほとんどありませんでしたが完成度はとても高かったと思います。

今回のJohn Gallianoの件に関しては、彼の才能が失われるのはとても勿体無いと思いますが、問題が問題だけにDior側の対応も適切性があったのは事実ですね。現在進行形の問題なので彼とChristian Diorの今後についてはあまり騒ぎ立てずに、少し静観するのが良いかなと思います。

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posted by PFM