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Kris Van Assche 12SS Collection

ロサンゼルスのサンタモニカのビーチで見たというBMXで遊ぶクールガイから影響を受けたKris Van Assche 12SS Collection。
スポーツウェアのミックスによるテーラリングのスポーティフィケーションはクリスの不変のテーマですね。

カラーパレットはホワイト、ブラック、ベージュにグレーベージュ、そして、アクセントとして使われていたレッド。ナローラペルでスクウェアなジャケットにクロップド・トラウザー、ジャケットのインナーなどにも使用されていたオーバーサイズのポロシャツ、トレンチコートとホワイトスーツには快適で動き易いジャージー素材を用い、2Lookだけ使われていたバッグはEastpakとのコラボによるもの。トリルビーとバグ-アイ・サングラスもLookに上手く調和していた感じだったかなと思います。最近のクリスはDior hommeでもそうですが、トラウザーにベルトをしないことが多いですね。

ユース・カルチャーをインスピレーションソースとしていますが、彼のつくるものは基本的にフォーマリティが勝ることが多いかなと思います。ある意味で潔癖的な部分があると思うのですが、それによって上品に仕上がるとも言えますね。ただ、クリエイションにおける不確実性が排除されてしまっているのも事実。ウェアラブルで実際に着たいと思える服は多いのですけれど・・ね。
11-12AWからシグネチャにおいてもDior hommeの工場を使い始めていますが、本当の意味で二つは円環をなす状態に成りつつある感じでしょうか。

via style.com wwd.com nytimes.com dazeddigital.com tFS

posted by PFM