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Givenchy 12SS Men's Collection

Riccardo TisciによるGivenchy 12SS Men's Collection。
"Bird of Paradise"のプリントをフィーチャーして行われたコレクションは、11-12AWから続いているプリンティング・コレクションの流れを汲んだものですね。

過去のメンズウェアコレクションではダークネスを見るだけだったので、闇の中でライトネスを見つけたかったというランウェイショーはカラーパレットにブラックを一切使用せずに展開。ティッシによると極楽鳥花はロマンチシズムとセクシャリティ、Light and lifeを意味しているとのこと。
トップスにはスウェットシャツやテーラリング・ジャケット、メッシュTシャツなどを配置し、ボトムスには背面にプリーツの入ったスカートやショーツという構成でしたが、スカートはフェミニティが少し強い印象でしたね。ショーツとレギンスの組み合わせはいつものようにストリート感がありましたが、極楽鳥プリントやサンダルによってストリートギャングinハワイアンな雰囲気もあったかなと思います。ディテールでは首から提げたアクセサリーや大きなイヤリング、スパンコールの使い方やスウェットのショルダー部分に付いたジッパーも気になる感じでした。上にもフォトをピックアップしましたが、Mariacarla BosconoとDaphne GroeneveldのLookは靴も含めてスマートにまとまっていて良かったですね。

グラフィックプリントのみでコレクションをドライヴさせるという方法論自体がとても難しく、クリエイションの思案プロセスにおけるインテリジェンスが感じ辛くなってしまっているかなと思います。スカートの使用もそうなのですが、制約の多いメンズウェアではセオリーから外れると極端にクオリティが低下する問題がありますね。

via style.com wwd.com fashionwiredaily.com dazeddigital.com showstudio.com tFS

posted by PFM