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Lanvin 12SS Men's Collection

Lucas OssendrijverとAlber ElbazによるLanvin 12SS Men's Collection。
マスキュリンなLookに戻る時間だったというルカの発言と男性が正装する最適な方法としてのユニフォームというエルバスの発言がありましたが、今回のコレクションは前半にミリタリー・トーンを伴ったLookを配置し、中盤から後半に掛けてテーラリングとカジュアルなLookを配置する流れで構成されていましたね。徐々にリラックスしたスタイルにスライドしていくのが面白い構成だったかなと思います。

"security guard"とルカが呼んだFirst Lookのレザー・ピースはショルダー部分を少し浮かせるテクニックを使っており、彼のお気に入りのアイテムとのこと。ミリタリスティックなレザーやジッパーを用いたコートでショーは進行し、その後、ブランドのサインであるジャージー素材のニットが登場。ランウェイ中盤のテーラリングは、大きく落ちたドロップショルダーのLookが目を惹きましたね。ショルダーバッグを掛けたロングジャケットとレザーショーツなどのLookはストリート感をダイレクトに表現していたのが新鮮な感じ。大概、フォーマリティやミリタリーテイストを混ぜることがLanvinは多かったのですが、今回は違いましたね。足元を飾るサンダルやブーツは多様的で、カジュアルなLookで使われていたネックレスも何種類かあったのが気になりました。

Lanvinのコレクションは常にファブリックとシルエットとテクスチャーについての物語であり、私たちは革命ではなく、発展をより多く信じます、というルカの話がありましたが、彼らは自分たちのすべきことを理解し、それを積み重ねていくというやり方でブランドを表現しているのかなと思います。コレクションの部分と全体のどちらを取っても迷いが無いことが伝わってくるので、それがクリエイションの安定感につながっているような気がしますね。

via style.com wwd.com fashionwiredaily.com dazeddigital.com showstudio.com tFS

posted by PFM