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Burberry Prorsum 12SS Collection

Christopher BaileyによるBurberry Prorsum 12SS Collectionはメンズコレクションと同じく、クロッシェなどのハンドクラフトにフォーカスを当てたもの。コレクションのスターティングポイントは英国人アーティストのHenry Mooreのブロックプリントのテキスタイルから。

クラフトマンシップを賛美する民族調の幾何学的なパターンにラフィアやストリングビーズ、それらをキーとしてカラーパレットにオリーブなどのアースカラーを用いて描かれるシックな女性像。膝下丈のタックプリーツスカートはクラシカルで落ち着きのあるフェミニンな香りを運んでいました。シルエットはタイトなドレスからボリュームのある構築的なパーカーコートまで。カマーバンドは多くのLookでアクセントになっていましたね。ポンポン付きのキャップは力の抜けた雰囲気が意外にもLookに合っていた感じ。クロップドされたコートの変形型ボレロは今回も登場、ということで今回も10-11AWシーズンからの流れを汲むコレクションでしたね。
"Joyous, upbeat, nostalgic"というキーワードが意味するように、豊かなテクスチャーと色に戯れるコレクションは正にそのような感じだったかなと思います。

Wendy Roweによるナチュラルなメイクアップは、"Classic Burberry girl"を表現したとのこと。Neil Moodieによるヘアスタイルは髪が服を負かさないように、控えめに少しだけ動きを付けるだけにしたようです。

時間を掛けてアルチザンの手によって作られるアイテムとコントラディクションを成すデジタルメディアのスピード。その二つは共存することができるというChristopher Baileyの言葉がありましたが、どちらか一方だけが重要であるということではなく、その両輪を上手く使ってドライブしているのが今のBurberryといった感じですね。

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posted by PFM