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Chanel 12-13AW Haute Couture Collection

Grand Palaisの70数年閉鎖されていたSalon d'Honneurで行われたKarl LagerfeldによるChanel 2012-13年秋冬オートクチュールコレクション。コレクションのタイトルは、"New Vintage"。

40年代フレーバーに包まれたヴィンテージテイストのランウェイショーは、白・黒・グレーにピンクといったMarie Laurencinを思わせる色彩設計によって展開。数千時間を掛けて刺繍によってツイード素材を再現し、シャネル・アイコンのツイード・ジャケットにワイドパンツやメタリック・ウエストベルトを用いてクラシカルな女性像を描く。ピーターパン・カラーのベルベットドレスにタモシャンターのようなパフボールやカメリア・モチーフのドレス、トランスパレンシーなシフォンブラウスにスワンズダウンのショルダーが目を惹くシースドレス、ピュータールレックス・ストッキングにはトーとヒールに金属部位を持つパンプスを合わせる。
ショーのフィナーレに登場したLindsey Wixsonのスワンのようなホワイトドレスは、それまでの中間色とのコントラストがとても良かったかなと思います。

1940年代のCoco Chanelは、実際には第二次世界大戦の影響で活動休止状態にあったのですが、その空白の期間をKarl Lagerfeldが想像してコレクションを行ったとも言えますでしょうか。カールが"I love the atmosphere of a Belle Epoque tea room,"と話していたようですが、コレクションにはベルエポック・フィーリングが確かに感じられたかなと思います。

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posted by PFM