Saint Laurent by Hedi Slimane exploring YSL's Archives
Hedi SlimaneによるSaint Laurentのコレクションは、実はYves Saint Laurentのアーカイヴへのリスペクトが存在していたという話が面白かったのでご紹介。元々は、tFSで話題になっていた話です。
上の写真は、1968年のSaint Laurent Rive Gauche Collectionからの光沢のあるブラックトレンチコート。
エディに通じる雰囲気があると言えばありますでしょうか。
そして、こちらはイヴ自身の写真ですが、エディっぽく見えなくもない・・でしょうか。
最初の写真は、1971年春夏のオートクチュールからとのこと。
2番目の写真は2013年春夏のアイテムで、最後はPre-Fall 2013のLook(Sky Ferreira)ですね。
そして、2013-14AWのSaskia de BrauwのLookは、1968年秋冬のオートクチュールからの引用だったのでは?との指摘。
こうして並べて見ると確かにYves Saint Laurentへのリスペクトがあるように見えなくもありませんね。Saskia de BrauwのLookは一番それっぽい感じ。それ以外は無理矢理感が無くも無いので。エディはある程度意識してやっているとは思いますけれど。
ただ、(多くのデザイナーに言えることですが)過去のアーカイヴを再現するだけで「リスペクト」というのは安易と言えるでしょう。クリエイションとはそんな単純なものではないのですから。そして、Saint Laurent by Hedi Slimaneが直面している最大の問題は、そういった「リスペクト」云々以前のところにある訳ですけれど、ね。