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John Galliano: "Everything Is Beautiful."

写真は、tFSにアップされているVanity FairのJohn Gallianoのインタビューから。
左端の20歳の写真は、好青年って感じがしますね・・笑。

インタビューのアーティクルの中でIngrid SischyがJohn Gallianoのシグネチャの2006年春夏コレクションに関して言及している箇所があり(Cathy Horynも触れていますが)、彼は"Everything Is Beautiful."(Everybody's beautiful.)と題されたコレクションで、白人から黒人、若者から老年、そして、小人に巨人に双子とクロスドレッサーからトランスジェンダーまでが登場するコレクションを披露していますね。
人種や年齢、身体的特徴等を超えて互いに尊重し合うというテーマのコレクションであったとIngrid Sischyは素直に受け取っていたようですが、Cathy Horynによれば誰もがポジティブにあのコレクションを受け取っていたのでは無いとのことで、彼女はそこがガリアーノの欠点のようだと書いていますね。コレクションはStyle.comなどで見ることができるので、気になる人はチェックしてみてはどうでしょうか。

事件の総括としては、成功に溺れ、John Gallianoというある種の虚構のキャラクターを演じ続けることが限界に達して自壊してしまったという印象が強いですね。誰にも弱音を吐けずに孤独を抱えて生きねばならなかったのだとすれば、彼は少し可哀想な感じがしてしまいますね。だからといって全てが許される訳ではないのですけれど。


posted by PFM