This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

Twitter by Elon Musk

10月下旬にElon MuskがTwitterを440億ドルで買収し、世界規模で従業員の約半数の約3700人を解雇して話題になっていますね。
440億ドルのうち、130億ドルが銀行からの借り入れであり、マスクは年間10億ドル以上の利子を支払う必要があるため、Twitterはこれまでの赤字体質から脱却し、黒字化が求められているという状況にあります。

黒字化するためにTwitterのサブスクサービスであるTwitter Blueを現在の4.99ドルから7.99ドルに値上げし、そこに認証バッジ等の付加価値を付けることで収益に貢献させようと動いていますね。これまでのレガシーな認証バッジについては、通常の認証ルート以外でTwitterの従業員が1万5000ドルで認証バッジを販売していた疑いが告発されており、マスクもその調査に同意しています。

そもそも現在の認証バッジはマスクも指摘しているように、あまりに多くのユーザーに恣意的に配布されてしまっており、認証バッジの本来の意味や目的を失っているというのはあるでしょうね。Twitter Blueは米国などで問題なく動作していることが確認された後、翻訳して世界中に展開すると彼は説明しています。インドには一ヶ月以内を望んでいると話していますね。

Twitter Blueに無課金の場合、そのユーザーのツイートはアルゴリズムで抑制されるとの話があり(無課金ユーザーのツイートを見るには、たくさんスクロールしないといけなくなる。)、これが事実だとすれば無課金ユーザーは自然とシャドウバンされてしまっているような状態になるかもしれません。

他にも、長い動画をアップできるようにすると話しており、当初は1080pの解像度で42分を限度とし、その後、一ヶ月ほどで数時間の動画がアップできるようになると説明しています。そして、ユーザーはその動画で収益化を行うことができるようにもなるとのこと。現在、YouTubeの広告収入のユーザー側の取り分は55%ですが、それよりも多い取り分を考えているようです。尚、コンテンツの収益化については、動画だけでなくあらゆる形態のコンテンツを対象に検討しているようですね。

Twitterの現在の検索機能は98年のInfoseekを思い出させると言い、検索機能の強化も優先度を高めて改善を行っていくとのこと。
そして、現在の投稿文字数制限(英語等は280文字。日本語等は140文字。)を突破した長文を投稿できる機能を実装し、長文をメモ帳のスクショ画像で投稿する文化を終わらせるとも話しています。

Elon MuskがTwitterを買収してからかなりのスピードで物事が動いていますが、Twitterというプラットフォームがどうなっていくのかは気になるところですね。

posted by PFM